仕事(介護)の話

仕事に関する話

初めての職場で得たもの

私が一番初めに働いた介護施設で得たものはたくさんあるので箇条書きにしてみた。
①介護をしていく上で必要な介護技術
ベテランの方が何名か居て、本で学ぶ介助方法とは違う介助方法をたくさん教えて頂き、とても勉強になった。教えて貰ったやり方の方が介助しやすいと思った。
②サービス記録や日誌の書き方
住宅型有料老人ホームに務めていたので、プランの度に担当した利用者さんのサービス記録を書かなくてはならず、初めは苦労した。お風呂や外出などは気付いた事や会話した事を書けばよいが、掃除・洗濯のプランは本当に書くことがない。元気な人なら会話出来るが、寝たきりの方やあまり喋らない方は何を書いていいのか、かなり工夫しながら書いた気がする。そういえば認知症で介護度が高いお年寄りのプラン時、何度聞いても何を仰っているのか、全くわからない時があり、困り果ててリーダーに相談した事がある。その時に「何言ってるか分からん時は意味不明発言ありって書けば良いよ。」と言われ、そんな事書いて良いのかと驚いた事がある。でも、せっかく教えてくれたので、何を仰っているのか分からない時は意味不明発言ありって書くようにした。すると、ほぼ全ての記録に意味不明発言ありとなってしまった。
日々の記録は大事だが、何もない日というのは結構な割合で存在するので、かなり苦労して記録を書いていたな。
③尊敬出来る上司
その方は今でも一年に一回位の割合でお会いするのだか、あの方以上の上司には出会った事がない。私より前に施設を辞めてしまわれ、児童福祉関係の方に進まれたので、もう一緒に仕事をする事はないのだが、素晴らしい方だ。
頭ごなしに高圧的に言うのではなく、頷きながらこちらの話を聞いてくれて、分からない事やこちらが納得出来ない事は納得するまで、丁寧に教えてくれる。
あんな人ともう一度仕事がしてみたい。
③利用者さんにする声かけのタイミングや会話の仕方など。
初めての時はやはり、かなり遠慮して利用者さんと距離を置いて接していた。
それはダメなんじゃないかなと思う事も強く言えずにいた時もあった。
そんな時、遠慮してたら介護なんか出来ないよって先輩が教えてくれて、そこから利用者さんと距離を縮める事が出来た。
なかなか上手くコミュニケーションが取る事が難しい利用者さんもいるが、色んな職員のやり方をよく見てこれからも学んでいきたい。